「エポガードシステム」の進化版、最新の錆転換型防食塗装システム
・サビバリヤーとは?
「サビバリヤー」は、「新技術情報提供システム(NETIS)」に登録されている実績豊富な錆転換型防食塗装「エポガードシステム」からの進化版で、鋼構造物全般に適用できます。
・サビバリヤー3つの特徴
1. 工期短縮
特殊塗装により、
短期間で施工が完了!
ここが進化!
従来技術に比べて2日間の日程短縮が可能
2. コスト削減
高い防食効果で、再塗装時の素地調整が不要!
ここが進化!
素地調整程度3種以上で塗装可能な為ケレン費用と産廃費用の削減
3. LCC低減
再塗装サイクルの延長(長期防食性)で、コストダウン!
ここが進化!
黒錆転換による高い防食性で塗装サイクルの長期化が可能
耐用年数の考え方についてはこちら
改訂 鋼橋防食のQ&Ą(2002年3月 社団法人 日本橋梁建設協会)引用による防食効果が消失する予測について
サビバリヤーと従来塗装の工程比較
・サビバリヤー
サビバリヤーは、素地調整程度3種以上の素地調整でも優れた防食性能を発揮します。初めに「サビバリヤー脱脂洗浄剤」を用い、その優れた洗浄力で素地調整時に出たケレンかすや油分等の塗膜の付着を妨げる物質を除去・清浄化します。その後、「サビバリヤー下塗り剤」(錆転換型下塗り塗料)を塗布し、含まれる特殊キレート剤の還元作用により、素地調整で除去しきれずに残存した赤錆を固着化させ、安定な黒錆に転換させる事で長期防食を可能にし、ライフサイクルコストの低減を可能とする事が出来ます。また、下・中・上塗りの3工程で施工可能となる事で工期短縮にも繋がります。
・従来塗装
従来工法は、錆を完全除去する素地調整(ブラスト工法等)を基本としている為、防食性能には優れる反面、工事費や産業廃棄物費用等が膨大にかかる事や環境的要因や騒音等、現場上の制約があり施工が困難な面もあります。
再塗装時の工程を大幅削減し、最大で60%以上のコストカットを実現!
従来塗装では、再塗装の際に素地調整からの一連の工程を、すべてやり直す必要がありました。しかし、「サビバリヤー」の高い防食効果は長期にわたり保たれる為、再塗装時は素地調整と中・上塗りだけで良いので、大幅なコストカットが可能になりました。
公共工事等における新技術活用システム
POINT1
民間事業者などにより開発された有用な新技術を公共工事等において積極的に活用していくためのシステムです。
POINT2
新技術情報提供システム(NETIS)を中核とする新技術情報の収集と共有化、直轄工事等での試行および活用導入の手続き、効果の検証・評価、さらなる改良と技術開発という一連の流れを体系化したものです。
サビバリヤーと従来塗装を比較検証
・サビバリヤーと従来塗装の錆発生のメカニズム比較
サビバリヤーと従来塗装の塗膜断面比較
塗膜性能試験(複合サイクル試験)の実施内容
製品仕様・性能一覧
サビバリヤーの製品仕様及び性能をご紹介いたします。
全て標準仕様での表記となります。
サビバリヤー脱脂洗浄剤
用途
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シンナー、塩素系溶剤等の代替洗浄溶剤
特長
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強力な浸透力と溶解力で落ちにくい油汚れ(防錆油、グリス等)も除去できます。
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不快臭、刺激臭が無いので取扱いが容易です。
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金属に対する腐食性がありません。
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労働安全衛生法の有機溶剤中毒予防規則に該当しない安全性の高い洗浄溶剤です。
性状
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外観:無色透明液体
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比重:0.85(15℃)
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沸点範囲:131~166℃
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引火点:25.5℃(消防法 危険物第4種第2石油類、非水溶性液体)
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KB値:230以上(比較例:トリクロロエチレン130)
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表面張力:23dyn/cm(25℃)(比較例:トリクロロエチレン29.5dyn/cm)
サビバリヤー下塗り剤
用途
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錆層に深く浸透し錆を固定化させるとともに、不安定な赤錆(Fe2O3・nH2O)を緻密に安定させマグネタイト(Fe3O4)に転換させる。
特長
-
本剤は、特殊エポキシ樹脂を主成分とし、密着性等の性能に優れた皮膜を形成しますが、同時に本剤に含まれる特殊キレート剤が錆層、鉄素地と作用し、被膜中にキレート結合を形成することを特徴とします。
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特殊エポキシ樹脂皮膜、及び皮膜中のキレート結合との相乗作用により、錆の原因となる水分と酸素を遮断し、特殊キレート剤が持つ還元力により錆を安定化させます。
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人体に有害な重金属のクロム、鉛等を含まない環境に優しい塗料です。
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種々の旧塗膜や、鉄素地面に対する密着性が高く、且つ各種の中塗り塗料との相性(密着性等)も良好のため、補修塗装用下塗り塗料として好適です。
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低溶剤型で、皮膜は柔軟、且つ優れた剪断応力を有するため、皮膜が硬化し、収縮する際も旧塗膜の引き起こし等の問題がありません。
性状及び安全衛生
1.01±0.05
刷毛・ローラー塗装
主成分
変性エポキシ樹脂
変性脂肪族ポリアミン
形状
粘稠液体
粘稠液体
混合比(重量比)
4
1
比重(20℃)
1.17±0.05
加熱残分(%)
70以上
可使時間
塗布量300μm,指触硬化3~4時間
塗り重ね乾燥時間
1~10日以内
標準塗布(推奨)量
0.15kg/㎡
管理膜厚
70μm以上
使用シンナー
サビバリヤー下塗り剤専用希釈剤
希釈率
0~5%
塗装方法
サビバリヤー下塗り剤
主剤
硬化剤
労働安全衛生法
(表示対象物質)
メターキシレンジアミン14%・
メチルエチルケトン20~30%
エポキシ樹脂の硬化剤による
健康障害の防止のための基準
―
エポキシ樹脂硬化剤に該当する
危険物表示
第4類第1石油類危険等級Ⅱ
第4類第1石油類危険等級Ⅱ
有機溶剤中毒予防規制
第2種有機溶剤等
アセトン20~30%
・施工は規定の講習会を受講し、施工技術者免許を取得した物が監督もしくは施工に従事することとする。(3名につき1名必要)
・施工気象条件:気温5℃以上、湿度85%以下であること。
注意事項
【塩分除去】
表面塩分が塗装時に50mg/㎡以上付着している場合は高圧水洗等で除去すること。
【気温・湿度】
気温が5℃以下、湿度85%以上や降雨、降雪、結露のおそれがある場合は、その日の塗装を見送ること。
【素地調整】
ハンマー、ディスクサンダー、パワーブラシ、皮スキ等を使用し、浮き錆・屑状錆・浮き塗膜・突起物等を除去すること。