top of page

塗膜剥離剤「MT-BERON57®」シリーズ

公共工事等における新技術活用システムです

・MT-BERON57とは?

「MT-BERON57」シリーズは、水系の塗膜剥離剤で、橋梁や建築物に塗装されている被膜に浸透することで塗膜を軟化させ剥離させます。作業時の悪臭もほとんど無く、さらに従来使用されている塗膜剥離剤には、人体や環境に悪影響を及ぼす「ジクロロメタン」、「トリメチルベンゼン」、「N-メチル-2-ピロリドン」等の有機溶剤や、「結晶性シリカ」等の添加剤が使用されたものがありますが、本製品にはこれ等の物質が一切含まれておりません。

・「MT-BERON57」シリーズ3つの特徴

1. 低臭気!

低臭気で作業時の不快な悪臭が少ない。

2. 消防法危険物に非該当!

水系で引火点無し。

緑の塗装ローラー

3. 人体への影響に配慮!

「ジクロロメタン」、「トリメチルベンゼン」、「N-メチル-2-ピロリドン」が含まれておりません。

塗膜、アスベスト等の剥離

・橋梁や、建築物の塗膜を軟化させ、剥離させる。
・アスベストを湿潤状態で掻き落とす事ができる。

塗膜を剥離させる、アスベスト

・施工手順

1

MT-BERON57(アルカリ性、又は酸性)を希釈せずに原液のまま刷毛・ローラー・スプレーにより塗膜へ塗布する。(標準使用量 0.5kg/㎡)
※刷毛又はローラーは水性用の道具を使うこと(油性用の道具を使うと剥離剤により溶解する場合があります。)

ローラー・スプレーにより塗膜へ塗布

2

剥離剤が適量塗布できているかどうかを、ウエットフィルムゲージにて確認する。
管理膜厚 500µm(0.5kg/㎡≒500μm)

ウエットフィルムゲージにて確認する手

3

養生時間後、カッターナイフかスクレーパー等の鋭利な刃物で軟化しているかを確認する。
※養生時間は対物温度・気温・湿度等によって異なる可能性があるため、事前の試験施工によって判断することが望ましい。

養生

4

塗膜軟化を確認後、スクレーパーにより旧塗膜を剥離させる。

塗膜を剥離している

5

剥離完了

剥離した状態

剥離完了後に1回で十分に剥離ができなければ、もう一度1〜4までの同じ手順で施工を行う。

※基本的には事前の試験施工にて回数と塗布量を確認しておくことが望ましい。

使用量・・・1回当たり500g/㎡(膜厚管理時500μm)

荷姿・・・17kgプラスチックペール缶(材質:ポリプロピレン)

使用上の留意点・・・既存塗膜の種類、外気温度・対物温度、被塗面に結露や水分を帯びている状況下では、軟化する時間や一度で掻き落とすことの出来る塗膜厚は異なる。

メカニズム

塗膜剥離(膨潤剥離)のメカニズム

未来を創る剥離剤の決定版

  • 塗膜剥離のメカニズムは、剥離剤が剥離対象塗膜に浸透し、該塗膜が膨潤した結果、母材との間に隙間が生じ(塗膜が浮上がり)、剥離する。[図-1]
    即ち、剥離対象塗膜の膨張力が、母材との密着力を上回った結果、剥離することとなる。

  • ただし、塗膜が強固な三次元高分子構造で架橋密度が高い場合は、剥離剤が塗膜へ浸透・膨潤し難い為、より浸透性を上げる為の下記例①②の工夫が必要であり、本剥離剤には、この様な対策を講じている。

【例】
① 架橋高分子鎖を切断し、架橋密度を低下させ、塗膜への浸透性を高める方法。[図-2]
② 浸透性能に優れた剥離剤組生物(溶剤、添加剤)を用いる方法。

[図-1] 塗膜の膨潤剥離模式図

塗膜の膨潤剥離模式図

[図-2] 架橋高分子鎖の切断による膨潤(模式図)

架橋高分子鎖の切断による膨潤(模式図)
製品仕様・性能一覧

製品仕様・性能一覧

「MT-BERON57」シリーズの製品仕様及び性能をご紹介いたします。
全て標準仕様での表記となります。

「MT-BERON57」シリーズの一般性状、主成分、関係法令

施工上の注意

  • 結露、水、鳥フン、泥、コケ等を事前に取り除くこと。

  • 湿度85%以上の場合は使用しないこと(剥離剤が垂れを生じやすくなるため)。

  • 気温が5℃以下の場合は著しく剥離性能が低下する恐れがあります。

安全衛生上の注意

  • 取扱は屋外又は換気の良い場所で使用すること。

  • 使用時は保護手袋、保護衣、保護メガネ、保護マスクを着用すること。

  • 取扱後は手や顔等をよく洗うこと。

  • 他の容器に移し替えないこと。

  • 環境への放出を避けること。

容器

応急処置

  • 皮膚に付着した場合、汚染された衣類を全て脱ぐこと、皮膚を流水/シャワーで洗うこと。

  • 飲み込んだ場合、口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。

  • 吸入した場合、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。

  • 眼に入った場合、水で15分間注意深く洗うこと、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと、その後も洗浄を続けること。

  • 下記の場合は、直ちに医師の診断を受けること。

眼に入った場合、飲み込んだ場合、皮膚刺激が生じた場合、気分が悪い場合、身体上の異常が生じた場合

保管

  • 容器を密閉して、直射日光を避け、火気、熱源から遠ざけて、涼しい所/換気の良いところに施錠して保管すること。

廃棄

  • 内容物/容器又は剥離した塗膜を廃棄する場合は、当該法規に従い、都道府県知事に許可された産業廃棄物処理業者に委託すること。

  • 使用済みの容器は、他の用途に使用しないで適正に廃棄すること。

MT-BERON57 酸性

形状

粘稠液体

液性

酸性

臭気

殆ど無臭

主成分


ベンジルアルコール
その他高沸点溶剤
酸性成分
増粘剤

消防法危険物

非該当(引火点無し)

有機則

非該当

PRTR

非該当

労安法(表示・通知)

ベンジルアルコール

毒物及び劇物取締法

非該当

MT-BERON57 アルカリ性

形状

粘稠液体

液性

アルカリ性

臭気

殆ど無臭

主成分


ベンジルアルコール
アミノプロパロール
増粘剤

消防法危険物

非該当(引火点無し)

有機則

非該当

PRTR

非該当

労安法(表示・通知)

ベンジルアルコール
アミノプロパロール

毒物及び劇物取締法

アミノプロパロール

「MT-BERON57」シリーズの特徴・優位性/他社対比

形状

液性

臭気

特有の溶剤臭が無い

主成分

消防法危険物

火災危険性への対応

有機則

作業環境での安全性

PRTR

環境汚染物質排出への対応

労安法(表示・通知)

保健衛生上での安全性

毒物及び劇物取締法

ダウンロード資料

ダウンロード資料

MT-BERON57についての資料をダウンロードいただけます。

SDSに関する資料

MT-BERON57シリーズのパンフレット
bottom of page